CYBERDYNE

7779 / IFRS / 3月期

表示期間の途中で会計基準が変わっています(2012〜2016年度は日本基準、2017年度以降はIFRS)。

2012年度は連結財務諸表を作成しておらず、単体の数字です。

東証グロース精密機器一次資料ベース
収録 38 / 43 指標

下の「他の会社と比べる」で会社Bを選ぶと、ここに2社目が並び、グラフの系列と表の行が増えます。

当社グループは、医療分野と非医療分野が相互に連携・融合し、包括的に医療と健康を取り扱う「サイバニクス医療健康イノベーション」と、人やモノの移動や作業を支援する「サイバニクス ライフイノベーション」を両輪として、「HCPS融合サイバニクス withフィジカルAI」をコア技術としたソリューションの提供を事業としています。有価証券報告書【事業の内容】より(2026年6月提出)

同業2社と並べて動かす医療機器の順位を再生

数字で見るCYBERDYNE

2025年度の売上収益は38億円で、売上収益を比べられる東証上場3,585社のうち3141番目、精密機器52社のうち48番目の大きさです。2020年度から2025年度までの売上収益の年平均成長率は+15.5%です。平均年間給与は688.5万円(2025年度・提出会社単体)で、精密機器52社のうち28番目。平均年齢は44.6歳、平均勤続年数は9.3年です。

事業の大きさと稼ぐ力

売上収益38億円全体で上位88%(3,585社中)精密機器では48番目(52社中)2020→2025年度で年+15.5%(計算値)2025年度
当期利益2億円全体で上位82%(3,684社中)精密機器では44番目(52社中)2025年度
営業利益率逆算-15.6%精密機器の中央値 10.3%(51社)2025年度
ROE0.4%精密機器の中央値 9.5%(52社)2025年度
自己資本比率80.7%精密機器の中央値 67.5%(52社)2025年度

働く人の数字

平均年間給与688.5万円全体で上位44%(3,658社中)精密機器では28番目(52社中)2020→2025年度で+13.4%(計算値)2025年度
平均年齢44.6歳精密機器の中央値 43.2歳(52社)2025年度
平均勤続年数9.3年精密機器の中央値 13.5年(52社)2025年度
従業員数(連結)203人精密機器の中央値 1,464人(52社)2020→2025年度で+111.5%(計算値)2025年度

順位は大きい順。平均年齢と平均勤続年数は大きいほうが良いとは言えないため、順位を付けずに業種の中央値と並べています。利益率・ROE・自己資本比率は業種による違いが大きいため、同じく業種の中央値と並べています。 平均年間給与・平均年齢・平均勤続年数は提出会社(単体)ベース、従業員数は連結ベースです。評価・推奨ではありません。

他の会社と比べる

会社Bを選ぶと、下のグラフ・事業の構成・推移表に2社目が並びます。会社Aを変えると、そのままほかの会社のページに切り替わります。

入力は収録済みの企業一覧との照合にのみ使われます。

CYBERDYNEと同業2社を、ダッシュボードで並べる助川電気工業・プレシジョン・システム・サイエンスと、売上・営業利益・平均年間給与などの推移を重ねて比べられます

▶ 医療機器業界の上場企業の順位の入れ替わりを再生する →

01

業績の推移

指標を選ぶとグラフが入れ替わります。会社Bを入れると系列が2本になります。

▶ 助川電気工業・プレシジョン・システム・サイエンスと3社で重ねる(決算ダッシュボード)→

02

事業の構成と内容

有価証券報告書【セグメント情報等】からの売上構成比。会社Bを入れると横に並びます。

CYBERDYNE 最新期の売上構成比

有価証券報告書に事業の区分の記載がありません(単一セグメント)。

CYBERDYNEの事業の内容(有価証券報告書の記載)

日本は、世界に例を見ない速度と規模で進行する超少子高齢社会のただ中にあり、高齢化の進展に伴って生産年齢人口の減少が急速に進行し、社会・経済の持続性そのものが問われる時代に入っています。平均寿命の延伸は、一方で、生活習慣病や老化に伴う疾患の増加、寝たきり高齢者・要介護者の増加を招き、介護負担の増大や医療・介護財政への圧迫を深刻化させています。これらは高齢化の進展とともに多くの国々が直面する世界共通の問題でもあります。

人類は、生物としての進化ではなく、テクノロジーを手にすることで、自らの環境を変革し、未来を切り拓いてきました。産業革命から情報革命を経て、物理的・情報的な移動の距離と速度は飛躍的な進化を遂げており、人間の脳や身体はテクノロジーによって拡張されつつあります。人類の未来は常にテクノロジーと共にあり、その進化の方向性が社会のあり方そのものを左右すると言っても過言ではありません。

当社は、こうした認識のもと、社会が直面する複雑かつ構造的な課題を解決するため、バイオ・医療系とAIロボット・情報系を融合する「HCPS融合サイバニクス withフィジカルAI」をコア技術として、人とテクノロジーが共生し、相互に支援し合うことにより、すべての人が年齢や障がいの有無を超えて自立度・自由度を高め、生活や心身の諸課題を解決しながら、安心して暮らせるWell-beingな未来「テクノピアサポート社会」の実現と、ロボット産業・IT産業に続く「サイバニクス産業」の創出を牽引しています。

(1) 当社の主な事業内容

当社グループは、医療分野と非医療分野が相互に連携・融合し、包括的に医療と健康を取り扱う「サイバニクス医療健康イノベーション」と、人やモノの移動や作業を支援する「サイバニクス ライフイノベーション」を両輪として、「HCPS融合サイバニクス withフィジカルAI」をコア技術としたソリューションの提供を事業としています。

(2) 中核技術としてのHALの動作原理と制御方法HALは、人が装着して利用します。HALの技術は様々な分野で利用でき、当社グループの事業の中核となるものです。HALは、装着者の脳神経系からの動作意思を反映した微弱な生体電位信号(Bio-Electrical Signal:BES)で機能する「サイバニック随意制御系」、姿勢や重心バランス等の装着者の動作情報を人工知能処理し機能する「サイバニック自律制御系」、装着者の人間特性に適応調整される「サイバニックインピーダンス制御系」、及びこれらを組み合わせた「サイバニックハイブリッド制御系」などで構成される革新的サイバニックシステムです。

人が体を動かそうとする際、その運動意思は微弱なイオン電流の神経系指令信号として、脳、脊髄、運動神経、筋肉へと伝達され、最終的に筋骨格系が動くことになります。その際、微弱な生体電位信号が皮膚表面にも到達してくるので、これを検出できれば運動意思を捉えたことになります。HALはこの微弱な生体電位信号を装着者の皮膚表面に貼付けられたセンサーで検出し、これを活用して機能します。これにより、装着者が身体を動かそうとすると、その運動意思に従ってHALが駆動します。HALは身体に密着しているため、装着者の意思によって駆動すると同時に、脚などの装着部位を動かすことになり、筋紡錘(※1)からの求心性ニューロン(※2)の信号が感覚神経、脊髄を経て脳に戻る(フィードバックされる)ことになります。更に、このような体内の感覚神経系情報に加え視聴覚情報も脳にフィードバックされることになります。このようにして、「脳→脊髄→運動神経→筋肉→HAL」、そして、「HAL→筋紡錘→感覚神経→脊髄→脳」という脳と身体とHALとの間でインタラクティブなバイオフィードバックが構成されることになります。

これが基本的な「サイバニック随意制御」であり、機能的に人間とロボットとを一体化させることに成功した新しい制御手法の動作原理の一つです。また、重度の運動機能障害を有する場合、特に、生体電位信号がまだ検出できないような状態では、「サイバニック随意制御」が機能しないため、人間の基本運動パターンや動作メカニズムの解析結果を元に予め準備されたプログラムによってロボットのように動作する「サイバニック自律制御」が機能します。また、HALの質量・慣性モーメント・粘性摩擦等の機械インピーダンスを補償し、装着感に関する物理パラメータを任意に調整することができるサイバニックインピーダンス制御も組み込まれています。目的に応じて、これらの制御を自在に組み合わせたサイバニックハイブリッド制御を構成できることがHALの大きな特徴です。

図1 HALの動作原理

図2 HAL®の制御方法

※1.筋紡錘

筋肉の内部の紡錘型の筋繊維にらせん状に巻き付いている感覚受容器です。筋肉の長さや張力に応じて神経伝達物質が生じるため関節の角度や身体の姿勢や筋肉が発揮している力などの身体の内部の感覚を起こします。

※2.求心性ニューロン

末梢の感覚受容器からの刺激を脊髄や脳など中枢に伝達する知覚神経のニューロンです。

HAL®に関する主な学術論文は、下記のとおりです。

(脊髄損傷)

・“Actively Controlled Exoskeletons Show Improved Function and Neuroplasticity Compared to Passive Control: A Systematic Review”Global Spine Journal (2025)

・“Feasibility, safety, and functional outcomes using the neurological controlled Hybrid Assistive Limb exoskeleton (HAL®) following acute incomplete and complete spinal cord injury – Results of 50 patients”The Journal of Spinal Cord Medicine (2023)

・“Gait ability required to achieve therapeutic effect in gait and balance function with the voluntary driven exoskeleton in patients with chronic spinal cord injury: a clinical study The International Spinal Cord Society (2019)

・“Functional Outcome of Neurologic―Controlled HAL―Exoskeletal Neurorehabilitation in Chronic Spinal Cord Injury: A Pilot With One Year Treatment and Variable Treatment Frequency” Global Spine Journal (2017)

・“Against the odds: what to expect in rehabilitation of chronic spinal cord injury with a neurologically controlled Hybrid Assistive Limb exoskeleton. A subgroup analysis of 55 patients according to age and lesion level”Neurosurgical Focus (2017)

・“The Effectiveness and Safety of Exoskeletons as Assistive and Rehabilitation Devices in the Treatment of Neurologic Gait Disorders in Patients with Spinal Cord Injury: A Systematic Review” Global Spine Journal (2016)

・“Voluntary driven exoskeleton as a new tool for rehabilitation in chronic spinal cord injury : A pilot study” The Spine Journal (2014)

・“Locomotion training using voluntary driven exoskeleton (HAL) in acute incomplete SCI” Neurology (2014)

(脳卒中)

・“Combined therapy using botulinum toxin A and single-joint hybrid assistive limb for upper-limb disability due to spastic hemiplegia”, Journal of the Neurological Sciences (2017)

・“Gait training with Hybrid Assistive Limb enhances the gait functions in subacute stroke patients: A pilot study”, NeuroRehabilitation (2017)

出典:有価証券報告書【事業の内容】(2026年6月提出・S100YIAC)。事業系統図は省いています。

03

CYBERDYNEのグループの関係

親会社と、主な子会社・関連会社。有価証券報告書の【関係会社の状況】から作っています。上場している会社は、その会社の有報の数字を並べています。

そのほかの主な子会社

  • Cyberdyne Care Robotics GmbH100.0%HAL®を利用した機能改善治療サービス、HAL®の外販
  • CYBERDYNE USA INC.100.0%米国における当社事業の統括・推進
  • RISE Healthcare Group, Inc100.0%医療機関(外来理学療法クリニック)の統括・管理
  • CYBERDYNE MALAYSIA SDN.BHD.100.0%アジア太平洋地域における当社事業の推進
  • 鈴鹿ロボケアセンター株式会社100.0%HAL®を活用したトレーニング事業
  • 湘南ロボケアセンター株式会社100.0%HAL®を活用したトレーニング事業
  • 大分ロボケアセンター株式会社100.0%HAL®を利用したトレーニング事業
  • 株式会社C2100.0%スマートフォン向けヘルスケアアプリ「熟睡アラーム」の開発運営
ほか2社
  • CEJキャピタル株式会社60.0%サイバニクス・エクセレンス・ジャパン1号投資事業有限責任組合の管理・運営
  • サイバニクス・エクセレンス・ジャパン1号投資事業有限責任組合60.0%サイバニクス産業の創出を目的とした投資ファンド関連事業

連結子会社 13社(有報に社名が載る主な会社は10社)。持分法適用関連会社など 2社。子会社の割合は議決権の所有割合(間接所有を含む)。上場していない子会社の売上・利益が載るのは連結売上の10%を超える会社だけで、従業員数と平均年間給与は有価証券報告書に載りません。

04

中期経営計画

会社が開示資料に書いたことを、そのまま引用しています。評価・予想・推奨は含みません。

中期経営計画

一次資料ベース

中期の数値目標は有価証券報告書に記載がない。決算説明資料などで別途公表している場合がある。

有価証券報告書【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】より

05

株主と配当

配当の方針、株主優待、大株主を、有価証券報告書の記載のまま並べています。評価・推奨ではありません。

CYBERDYNEの配当政策

当社グループは、HAL®を中心としたサイバニクス技術を用いた製品及びサービスへの先行投資の段階にあり、研究開発活動を継続的に実施していく必要があります。また、財務体質の強化及び事業拡大のために当面は内部留保の充実に努める方針です。しかしながら、株主に対する利益還元は重要な経営課題として認識しており、将来は経営成績及び財政状態を勘案しながら、利益配当も検討する所存です。

なお、当社は会社法第454条第5項に規定する中間配当をすることができる旨を定款に定めています。

これらの配当の決定機関としては、中間配当は取締役会、期末配当は株主総会となっています。

有価証券報告書【配当政策】より(2026年6月提出)

CYBERDYNEの株主優待

2026年6月提出の有報

「株主に対する特典」は「-」と記載されています。

有価証券報告書【提出会社の株式事務の概要】「株主に対する特典」の記載です。提出日時点の内容で、その後に変わっていることがあります。最新の内容は会社の発表で確かめてください。

CYBERDYNEの大株主(上位10名)

2026年3月末
CYBERDYNEの大株主
順位株主持株比率(%)
1山海 嘉之38.24
2大和ハウス工業株式会社12.31
3楽天証券株式会社(投信口)1.18
4野村信託銀行株式会社(投信口)0.80
5株式会社SBI証券0.39
6株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.36
7BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC)0.36
8古川 繁浩0.29
9野村證券株式会社0.25
10大同生命保険株式会社0.23

有価証券報告書【大株主の状況】より。持株比率は、発行済株式(自己株式を除く)に対する割合です。上位10名の合計は54.46%。信託銀行の名義には、投資信託や年金などの資金がまとめて入っています。

06

主要な指標の推移(最大14期)

表示する指標をチェックで選べます。逆算 が付く指標は、開示値から計算したものです。

表示する指標を選ぶ(5 / 47)閉じる

選択中 5 指標 / 候補 47 指標(有価証券報告書・決算説明資料・逆算)

損益

財務

資本効率

キャッシュ

株主還元

人的資本

投資

← 横にスクロールできます →

主要な指標の推移
指標20122013201420152016201720182019202020212022202320242025
売上収益億円3561317171718192233444438
営業利益億円———-13-7-7-8-10-7-9-11-20-9-6
営業利益率%———-102.1-42.0-38.1-48.6-58.0-37.3-40.8-34.8-46.3-21.1-15.6
当期利益億円-6-7-9-7-7-7-6-2-1-5-3-15-62
EPS円-3.3-4.0-4.7-3.5-3.2-3.1-2.9-0.7-0.3-2.3-1.4-7.0-2.70.7

空欄は「未収録」です。会社が開示していないか、まだ読み込んでいないかのどちらか。推計値では埋めません。

推移は、有価証券報告書の冒頭にある【主要な経営指標等の推移】から5期分ずつ取っています。売上高・経常利益・純利益・純資産・総資産・自己資本比率・1株情報・従業員数などが1つの表に並んでいるので、3期分の有報で最大14期そろいます。

07

人的資本

有価証券報告書の【従業員の状況】から取れる数字と、そこからの逆算。投資の観点でも、企業研究の観点でも同じ表を見ることになります。

1人当たり売上高18.9百万円2025年度・逆算
1人当たり営業利益-3.0百万円2025年度・逆算
平均年齢44.6歳2025年度
平均勤続年数9.3年2025年度

平均年間給与は提出会社(単体)ベースです。連結全体の数字ではありません。従業員数は連結ベースなので、この2つは母集団が違います。割り算をするときはその点に注意してください。

CYBERDYNEの女性管理職比率・男性の育休取得率・男女の賃金の差異

女性管理職比率記載なし有報のXBRLに記載が無い
男性の育児休業取得率記載なし有報のXBRLに記載が無い
男女の賃金の差異記載なし有報のXBRLに記載が無い
女性役員比率10.0%2024年度業種の中央値 16.7%(精密機器47社)2021:0.0 2022:11.0 2023:10.0 2024:10.0

女性管理職比率・男性の育児休業取得率・男女の賃金の差異は、2023年3月期の有報から【従業員の状況】に載るようになった数字です。提出会社(単体)の値で、公表の義務が無い会社は記載していないことがあります。

男女の賃金の差異は、男性の平均賃金を100としたときの女性の平均賃金です。職種や役職の構成の違いを含んだ平均どうしの比べなので、同じ仕事の賃金の差ではありません。男性の育児休業取得率は、その年度に配偶者が出産した人の数で割るため、100%を超えることがあります。

08

会社の概要と沿革

代表者
代表取締役社長 山海 嘉之
本店の所在地
茨城県つくば市学園南二丁目2番地1
決算期
3月
市場・業種
東証グロース / 精密機器

有価証券報告書の表紙と【役員の状況】より(2026年6月提出)。

CYBERDYNEの沿革

  1. 当社代表取締役社長である山海嘉之は、1980年代後半に人・ロボット・情報系を融合複合させた新しい学術領域である「サイバニクス」(※1)を構想し、1991年頃から医療分野での活用を目指しHALの原理に関する基礎研究に着手し、研究開発を一貫して推進してきました。その結果、サイバニクスの研究成果として世界初の装着型サイボーグ「HAL®」(※2)が誕生しました。
  2. HALをはじめとする新領域「サイバニクス」の研究成果を広く社会に還元することを目的として、2004年6月にCYBERDYNE株式会社(※3)が設立されました。
  3. 2004年6月茨城県つくば市において、CYBERDYNE株式会社を設立
  4. 2005年11月The 2005 World Technology Summit & Awards(2005年世界技術大賞), IT Hardware部門において大賞を受賞(※4)
  5. 2007年6月CYBERDYNE株式会社、代表取締役社長山海嘉之及び筑波大学知的財産統括本部の三者が、「身体機能を拡張するロボットスーツHAL」の開発で経済産業大臣賞を受賞
  6. 2009年1月HAL福祉用の初期モデルの製造販売を開始
  7. 2009年7月サイボーグ型ロボット技術の発明(特許4178186号)が、全国発明表彰(※5)21世紀発明賞を受賞
  8. 2012年12月ISO13485(医療機器の品質マネジメントシステムの国際標準規格)を、世界初のロボット治療機器の設計開発・製造・販売業者として、認証取得(第三者認証機関:UL 認証番号:A18103)
  9. 2013年2月HAL福祉用が、世界で初めて生活支援ロボットの国際安全規格ISO/DIS13482の認証を取得(第三者認証機関:一般財団法人日本品質保証機構 認証番号:JQA-KC12624)
  10. 2013年4月鈴鹿ロボケアセンター株式会社(現連結子会社)を三重県鈴鹿市に設立
  11. 2013年6月HAL医療用下肢タイプ(以下、「医療用HAL」)が、世界初のロボット治療機器として、MDD(欧州医療機器指令)の適合性評価を受け、EU域内において医療機器として認証取得(第三者認証機関:TÜV Rheinland。認証番号DD 60085735 0001)
  12. 2013年7月CEマーキング(※6)が表示された医療用HALを医療機器としてEU域内へ出荷開始
  13. 2013年8月湘南ロボケアセンター株式会社(現連結子会社)を神奈川県藤沢市に設立 ドイツにCyberdyne Care Robotics GmbH(現連結子会社)を設立し、医療用HALを利用した脳神経筋疾患の患者に対するサイバニクス治療(※7)の事業を開始 DGUV(Deutsche Gesetzliche Unfallversicherung:ドイツ法的損害保険)が、医療用HALによるサイバニクス治療に、公的労災保険の適用を認可
  14. 2014年3月東京証券取引所マザーズに上場
沿革の続き(あと29件・2026年まで)
  1. 2014年9月HAL腰タイプ 作業支援用の製造販売を開始
  2. 2014年11月HAL腰タイプ 作業支援用及びHAL腰タイプ 介護支援用が、作業者及び介護者向けの装着型ロボットとしては世界で初めて生活支援ロボットの国際安全規格ISO13482:2014の認証を取得(第三者認証機関:一般財団法人日本品質保証機構 認証番号:JQA-KC14001及びJQA-KC14002)
  3. 2015年2月HAL自立支援用単関節タイプの製造販売を開始 HAL腰タイプ 作業支援用及びHAL腰タイプ 介護支援用が、欧州機械指令に適合し、作業者及び介護者向けの装着型ロボットとして世界初のCEマーキングを表示
  4. 2015年3月HAL腰タイプ 介護支援用の製造販売を開始 AI搭載自動搬送ロボットの製造販売を開始
  5. 2015年11月医療用HALについて、厚生労働省より医療機器として製造販売承認を取得(対象疾患:神経・筋難病8疾患)
  6. 2016年1月医療用HALによる神経・筋難病疾患に対するサイバニクス治療について、中央社会保険医療協議会総会において世界で初めて公的医療保険適用が決定
  7. 2016年8月米国にCYBERDYNE USA Inc.(現連結子会社)を設立
  8. 2016年9月医療用HALによる神経・筋難病疾患に対するサイバニクス治療について、ロボット治療として世界で初めての公的医療保険による診療が開始
  9. 2017年2月第3回日本ベンチャー大賞(※8)において内閣総理大臣賞を受賞
  10. 2017年10月HAL腰タイプ 自立支援用の製造販売を開始
  11. 2017年12月医療用HALについて、米国食品医薬品局(FDA)より医療機器承認を取得(対象疾患:脊髄損傷)
  12. 2018年3月米国へのサイバニクス治療の展開を開始 次世代型清掃ロボットCL02の製造販売を開始
  13. 2018年7月サイバニクス・エクセレンス・ジャパン1号投資事業有限責任組合 (CEJファンド)を設立
  14. 2018年11月APAC(アジア太平洋)地域へのサイバニクス治療の展開を開始
  15. 2019年10月HAL医療用単関節タイプが、MDD(欧州医療機器指令)の適合性評価を受け、EU域内において医療機器として認証取得(第三者認証機関:TÜV Rheinland。認証番号DD 60141731 0001)
  16. 2019年12月「サイバニクス産業」始動をテーマに、サイバニクスEXPOを東京国際フォーラムにて初めて開催
  17. 2020年4月個人向け在宅サービス「自宅でNeuroHALFIT」の提供開始
  18. 2020年4月次世代型多目的ロボット化生産拠点(福島事業所)が医療機器製造業登録
  19. 2020年7月HAL医療用単関節タイプが、日本における医療機器認証を取得
  20. 2020年10月医療用HALについて、米国食品医薬品局(FDA)より脳卒中と進行性神経・筋難病に対して医療機器承認を取得(適応拡大)
  21. 2021年12月米国カリフォルニア州のRISE Healthcare Group, Inc.を連結子会社化
  22. 2022年2月マレーシアにCYBERDYNE MALAYSIA SDN.BHD.(現連結子会社)を設立
  23. 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のマザーズ市場からグロース市場に移行
  24. 2022年10月医療用HALについて、厚生労働省より適応追加に係る医療機器承認を取得(対象疾患:HTLV-1関連脊髄症(HAM)および遺伝性痙性対麻痺)
  25. 2024年5月医療用HALについて、米国食品医薬品局(FDA)より小型モデルが医療機器承認を取得。また、HTLV-1関連脊髄症(HAM)、遺伝性痙性対麻痺、および脳性麻痺(対象年齢は12歳以上)に対して医療機器承認を取得(適応拡大)
  26. 2024年11月小型ホルター心電計 医療用バイタルセンサ Cyvis M100が、医療機器認証を取得
  27. 2024年12月医療用HALについて、小型モデルが欧州新医療機器規則Medical Device Regulation(MDR)に適合した医療機器認証を取得
  28. 2025年1月医療用HALについて、小型モデルが日本で医療機器承認を取得
  29. 2026年5月医療用HALの新型モデルについて、日本での製造販売を開始
  30. 事業展開に至る背景
  31. 1970-80年代は、日本が産業用ロボットを国内外に展開し始めた時期ですが、現場の専門家の積極的なロボット導入への挑戦が原動力となり、ロボット技術は産業界を大きく変革する革新技術へと発展することとなりました。改良が続けられた「ロボット技術」と「現場での活用技術の開拓」によって、国産の産業用ロボットは1990年代半ばまで世界シェアの6割以上(一般社団法人日本ロボット工業会「世界の産業用ロボット稼働台数」より)を占めるまでに至りました。
  32. 現在、先進各国は高齢化に直面していますが、そこには新産業創出の機会として、産業用ロボットが成し遂げた製造現場における革命と同様のパラダイムシフトが、医療・福祉・生活・職場・生産の各分野でおこる可能性があります。当社グループは、このような背景のもと、「人」+「サイバー・フィジカル空間」(HCPS: Human-Cyber-Physical Space)を融合する「サイバニクス技術」を駆使して、人とテクノロジーが共生し相互に支援し合う「テクノ・ピアサポート社会」の実現、ロボット産業・IT産業につづく新産業「サイバニクス産業」の創出による社会変革・産業変革を目指しています。
  33. 用語解説
  34. ※1.サイバニクス(Cybernics)
  35. サイバニクスとは、Cybernetics(人と機械の共通の情報処理理論、人工頭脳学), Mechatronics(機械電子工学), Informatics(情報学/IT)を中心に、脳・神経科学、行動科学、ロボット工学、IT、システム統合技術、生理学、心理学、哲学、倫理、法律、経営など、人・ロボット・情報系の融合複合分野を扱うことを目的として構築された新しい学術領域のことです。実問題は様々な課題が混在した複合課題であり、従来の縦割りの科学技術のみからのアプローチでの解決は極めて困難ですが、サイバニクスは人や社会の課題を総合的・複眼的に扱うことができるため、複合課題の解決に威力を発揮します。1987年から1989年にかけて、筑波大学の山海嘉之がサイバニクスの基本構想をまとめ、2007年には文部科学省を中心に最も強化する教育研究領域としても展開され、内閣府の最先端研究開発支援プログラム(FIRST)、革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)、戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)でも最先端の革新的科学技術領域の開拓として取り組まれています。
  36. ※2.HAL®(ハル)
  37. 人の身体機能を改善・補助・拡張・再生するために研究開発された世界初の装着型サイボーグです。HALは、Hybrid Assistive Limb の略です。Hybridは「混在」を意味し、人とロボットの混在、随意制御系と自律制御系の混在などの意味が重ねられています。Assistiveは「支援」を意味し、Limbは「腕、脚などの四肢」を意味します。HALは、このような語源として構成されましたが、HALの原理を活用する関連機器に対してもHALという呼び方が使われることもあります。HALの研究開発に関しては、1991年から基礎研究が始まり、HALの原理づくりの段階から、医療用途を目指して研究開発を推進してまいりました。基礎技術が確立できてきた後、医学的効果効能を有する医療機器化に向けて、基礎研究開発、試作・評価、安全技術開発・安全評価技術開発、臨床研究・臨床評価、国際連携、標準化、治験、保険適用に至る様々な取り組みが行われてきました。下肢タイプの医療用、自立支援用、腰タイプの介護・自立支援用、作業支援用、単関節タイプの医療用、自立支援用など、様々な種類のHALが展開されています。
  38. ※3.CYBERDYNE(サイバーダイン)株式会社
  39. 新領域「Cybernics(サイバニクス)」を駆使した革新技術と力を意味するDyne(ギリシア語に由来)を組み合わせ、サイバニクスにより生み出される力、という意味を込めてCYBERDYNEと命名しました。
  40. ※4. The World Technology Summit & Awards
  41. タイム誌、フォーチュン、CNNによって2000年から開催されており、各分野において「長期にわたって最も優れた価値をもたらし得る」革新的な取組みを行った個人や企業を称えるものです。
  42. ※5.全国発明表彰
  43. 大正8年、日本の科学技術の向上と産業の発展に寄与することを目的に始まり、以来、日本を代表する幾多の研究者、科学者の功績を顕彰するものです。自動車やIT等の分野も含め全ての分野の中から著しく優秀と認められ、最高の特許との評価を受け常陸宮殿下から表彰を賜りました。
  44. ※6.CEマーキング
  45. 欧州連合(EU)地域に販売される指定の製品に貼付を義務づけられる基準適合マークのことです。CEマーキング表示のある製品は、EU域内の自由な販売・流通が保証されます。医療用HALは、MDD(欧州医療機器指令)およびMDR(欧州医療機器規則)の適合性評価を受け、EUにおいて医療機器としてCEマーキングを表示しています。
  46. ※7.サイバニクス治療(Cybernic Treatment)
  47. サイバニクス治療は、サイバニクス技術を駆使して研究開発されたHAL等により実現される「機能再生医療」であり、脳・神経・筋系の機能改善・機能再生を促進する革新的治療技術です*。HALは人の脳神経系からの運動意思情報で動作し、筋紡錘などの感覚神経を賦活化させることで脳神経系と筋骨格系の間での神経情報伝達ループを構成し、インタラクティブなバイオフィードバックを成立させます。これにより、機能障害を有し運動に必要な筋力の発揮が難しい患者であっても、脳・神経・筋系に過剰な負担をかけることなく脳からの運動意思と同期した実際の運動を何度も繰り返し実現させることができるため、機能改善・機能再生の促進が可能となります。患者の神経情報や運動情報等に関するHALの各種パラメータの調整機能によって、医師は患者の脳神経系と筋骨格系の神経情報伝達ループを適切に回すことができるよう治療的に介入することができるようになります。
  48. HALによる治療は、日本において薬事承認され診療報酬上の新しい治療技術として保険収載されています。
  49. *サイバニクス治療は、医療用HALに限らずサイバニクス技術を駆使した様々な形態のメディカルサイバニックシステム(サイバニックインタフェース/サイバニックデバイス等)によっても実施可能です。
  50. ※8.日本ベンチャー大賞
  51. 経済産業省などが主催する、若者などのロールモデルとなるような、インパクトのある新事業を創出した起業家やベンチャー企業を表彰し称える制度です。当社が受賞した「内閣総理大臣賞」は、事業の新規性や革新性、グローバル市場への進出や社会課題の解決といった事業のビジョンなどに関し、最も評価の高いベンチャー企業に対して付与されるものです。

有価証券報告書【沿革】より(2026年6月提出・S100YIAC)。会社が書いたとおりに載せています。

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  1. 有価証券報告書 計10本(EDINET)から収録。1本に5期分の【主要な経営指標等の推移】が載るため、重複する年度は新しい報告書の値を採用している。docID: S100ALWX、S100DCJG、S100G321、S100IYA8、S100LR7A、S100OMMW、S100RANA、S100TQLO、S100W3SR、S100YIAC一次資料

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